動画に登場した彼のじいちゃんが自慢していたのも無理がありません。当時、シチズンの自動巻きを代表する名品だったのですから。 1960年前半のシチズン「ジェット」シリーズの”特別調整品”です。ジェットシリーズは、ルーキーやオートデーターや、セブンなど複数の種類やデザインで発売されましたが、スーパージェットはスーパーがつくだけその中でも上位機種、特別調整品です。 文字盤と裏蓋の三ツ星がそれを誇らしげに物語っています。 機会は純金メッキ。シチズンの中で、数名に限定された熟練技術者チームによって厳重に組み立て・調整が行われた高性能品です。 振るとローターが回る音がサラサラ、人によってはシャーシャーと表現される方もいらっしゃいますが、とにかく特殊な音がします。この音が飛行機のエンジンのように聞こえるためジェットという名前が付けられました。巻き上げ効率が格段に優れている、という訳ではありませんので、巻き上げが足りない時は手巻きしてください。 裏蓋の文字もくっきり残り、傷も少なく使用感がほとんど感じられない個体です。2025年1月にエニイタイムウォッチさんでオーバーホール済み。社外新品の革ベルトは、機内で登場した若者をイメージして取り付けました。箱はありません。私が所属している時計クラブの巾着（新品）に入れて発送します。 ・横幅約37ミリ。ラグ幅19ミリ。 ・金張りケース。 ・非防水。 ・保証期間6ヶ月。 ・在庫1点限り。 時計の値段が全体的に高騰している中、これだけ手が込んだ状態の良い時計が10万円以下でお出しできるのは今だけかもしれません。品質に対してとてもお得感があります。

視覚障害者用時計は、1960年代頃からその当時は手巻き機械を積んで、セイコーやシチズンからも販売されていました。クォーツムーブに替わり今も販売されています。 その当時からスタイルは変わらず、蓋を開けて点字と針を触って時間を読み取る仕様。 機内で説明しました通り、そこには視覚者でも楽しめる要素がたくさんあります。 ①文字盤を触るというタブーを破る快感。 ②時間を触感で感じる新しい感覚。 ③時計やスマホを見づらいシーンでもこっそり時間を知ることができる実用性。 ④懐中時計に多く見られるハンターケース（蓋を開けて時間を見る）の気分が味わえる。 ⑤秒針も細かい分刻みもなく、ざっと時計を合わせる。時間に追われない日常を楽しめる。 セイコーやシチズンが多く販売していたからか、スイス製などの輸入点字時計が少なく稀少です。 時計本体の形や文字盤の色、など舶来ならではのセンスが見られます。 *分針は指がスライドしてしまうとズレる時があります。 上から押さえるように触ってください。 新品時の定価も約3万円でした。 ----------------------------- 2025 年1月電池交換済み 箱は社外品です。 保証1ヶ月